NPO法人
はぐくみ心理相談所
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NPO法人はぐくみ心理相談所は、神奈川県の認証を受けた特定非営利活動法人です。

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はぐくみ心理相談所が新聞で紹介されました!

仕事場拝見
(神奈川新聞 報道部・秋山理砂)

職場や家庭でストレスを感じる、人とうまく付きあえない・・・。
不安や悩みで心のバランスを失いかけたとき、自分の考え方や行動を見直す手掛かりをアドバイスしてくれる。 そんな「心のケア」を仕事としているのが、カウンセラーだ。 今川茂雄さん(64)と廣井敬三さん(61)は、地域に根差して活動するNPO法人「はぐくみ心理相談所」(横浜市鶴見区)を開設。 ボランティア精神を大切にしながら、信頼され、しかも手軽な料金でカウンセリングを受けられる場づくりに力を注いでいる。




NPOで地域活動相談しやすく低料金に
「疲れた心、ケアします」

「良くなるまでに、カウンセリングに時間がかかる人もいます。 続けるためにも、料金が手ごろで、抵抗なく相談できる場が必要。皆の力を合わせて、地域で何かできないかという思いがありました。」
相談所の理事長を務める今川さんは、臨床心理士、産業カウンセラーの資格を持つ。副理事長の廣井さんも産業カウンセラーだ。 メンバー13人は、何らかの専門の資格を持つ人ばかり。
臨床心理士は、文部科学省が認める公益法人「日本臨床心理士資格認定協会」の資格。 また、産業カウンセラーは厚生労働省が認める公的資格で、労働者のメンタルヘルスを推進する。
JR鶴見駅から歩いて2分。ビルの一室に「はぐくみ心理相談所」はある。今川さんと廣井さんの穏やかな笑顔に迎えられると、それだけでほっとする。 そんな安心感から、遠くは東京や千葉、埼玉からも足を運ぶ。地元の医師と連携しているのも、地域から信頼を寄せられている由縁だ。
相談内容は今の「時代」を端的に表している。景気回復が見えない中、多くの企業が人員をリストラ。 終身雇用から実力主義へと雇用環境は大きく変化している。「自分自身や今後の人生に自信が持てない」といった労働者の悩みは深刻だ。
「実は私たち、同じ起用で働いていた先輩、後輩の中なんですよ」。 企業時代、今川さんは職能としてカウンセリングの研修を受ける機会があり、メンタルヘルスケアへの関心が高まっていった。 早期停年退職し、心理学を勉強するため、大学院に入ったのは59歳の時。志を同じくしていた後輩の廣井さんと相談所を開設。今年五月にNPO法人となった。
労働者からの相談を受けるにつれ、企業内のメンタルヘルスケアの重要性を実感。今後は企業との連携も視野に入れる考えだ。日本でのカウンセリングの普及はまだこれから。 「まず多くの人にカウンセリングとはどういうものかを知ってもらいたい」〔今川さん〕という思いから、同相談所では広く門戸を開いて入門講座も開設している。 更に今川さんは、東京にある学校「日本カウンセリング・カレッジ」の理事長も務める。
7月には中学校のPTAから声が掛かり、「自分にきづいて、いいコミュニケーション」をデーマにした勉強会で講演。 また県商業観光流通課が主催する異業種交流会でも、「上手なコミュニケーション」についてのワークショップを行うなど、NPO法人ならではの地域活動も展開している。
「本人の自己発見のお手伝い。それができたらうれしい」と廣井さん。 「私たちの仕事は『人の心』と向きあうこと、より信頼を得られるためにも、地道な活動が大切と考えています」と今川さんは力を込める。

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