Q
不登校の子どもへの正しい対応は?親がやってはいけないNG行動も解説
A
不登校への対応では、無理に登校を促すことよりも、まずは子どもが安心して過ごせる状態を取り戻していくことが大切です。「学校に行かなくてはいけない」と本人も十分に分かっており、それでも動けないことで苦しんでいる場合も少なくありません。
強く登校を迫ったり、きょうだいや同級生と比較したり、「怠けている」「頑張りが足りない」と評価したりすることは、本人の自信をさらに低下させることがあります。まずは現在の気持ちや困りごとを否定せずに受け止め、安心して話せる関係を保つことが重要です。
一方で、本人の言うことをすべて受け入れることだけが支援ではありません。生活リズムや家族との関わりなど、その子の状態に合わせて少しずつ日常を整えていくことも回復につながります。
Q
不登校はいつまで続く?回復までの期間ときっかけを解説
A
不登校から回復するまでの期間には大きな個人差があり、「○か月休めば学校に戻れる」と一概にいうことはできません。比較的短期間で登校を再開する子どももいれば、時間をかけながら少しずつ活動範囲を広げていく子どももいます。
回復のきっかけもさまざまです。家庭で安心して過ごせるようになったこと、信頼できる先生や友人との関係ができたこと、別室登校やフリースクールなど自分に合った居場所が見つかったことなどが変化につながる場合があります。
「いつ学校に戻れるか」だけを回復の基準にせず、表情が明るくなる、好きなことに取り組める、人との交流が増えるなど、本人に生じている小さな変化にも目を向けることが大切です。
Q
家では元気なのに学校に行けない理由とは?甘えとの違い
A
家ではゲームをしたり笑ったりしているのに、学校の時間になると動けなくなることがあります。その姿を見ると、ご家族が「本当は行けるのではないか」「甘えているだけではないか」と感じることもあるかもしれません。
しかし、家庭と学校では本人にかかる心理的な負荷が異なります。友人関係、集団生活、勉強、先生との関係、音や刺激の多さなど、学校という環境に入ることで強い緊張や不安が生じる場合があります。安心できる家庭では元気に過ごせることと、学校へ行くことが難しいことは矛盾しません。
本人自身も「なぜ行けないのか」をうまく説明できない場合があります。甘えと決めつけるよりも、学校の何が負担になっているのかを丁寧に考えていくことが大切です。
Q
不登校の原因は何?いじめ・発達特性・ストレスの関係
A
不登校には、必ずしも一つの明確な原因があるとは限りません。友人関係やいじめ、学習上のつまずき、先生との関係、家庭環境の変化、心身の不調など、さまざまな要因が重なっていることがあります。
また、発達特性によって集団生活やコミュニケーション、感覚刺激などに人一倍疲れやすく、その負担が積み重なって学校へ行けなくなることもあります。一方で、不登校だからといって発達障害があるとは限りません。
原因を一つに決めつけるより、「いつ頃からつらくなったのか」「学校のどのような場面で負担を感じるのか」「本人が安心できる状況は何か」などを整理し、その子に合った支援を考えていくことが重要です。
Q
不登校はどこに相談すべき?スクールカウンセラーと民間相談の違い
A
不登校について相談できる場所には、学校の先生やスクールカウンセラー、教育支援センター、医療機関、民間のカウンセリング機関などがあります。一つの機関だけですべてを解決しようとせず、必要に応じて複数の支援を利用することもできます。
スクールカウンセラーには、学校内の状況を把握しやすく、先生との連携を取りやすいという利点があります。教育支援センターでは、親子で並行して相談を受けられる、施設によっては言葉による相談だけではなく遊びを通じたプレイセラピーを受けられる場合もあります。一方、民間の相談機関は学校から離れた立場で相談でき、本人だけでなく保護者が継続的に相談する場として利用することもできます。
「本人が相談に行きたがらない」という場合には、まず保護者だけで相談することも一つの方法です。ご家族が状況を整理し、関わり方を考えていくことも、本人への大切な支援になります。